それは私が転職して半年程度がたったころ、突然社長に言われました。
「人事任せるから、面接やってね!」
ということで、今まで人事経験がない私なりに勉強をして人事担当をやってわかったことをお伝えします。
現在就活で悩んでいる人や、これから就活の面接に挑む預定がある人は参考にしてみてください。
私自信としても、新卒の就活に苦戦したあの頃の私に教えてあげたい、心からそう思います。
ただし、これを守れば必ず就職ができるというわけではありません。
面接ではどんなところを見られているのか、そして、最低限どんな準備が必要なのかを知って下さい。
採用担当者が見る5つのポイント!これをしてないと落ちるかも?!
採用担当は面接に来た人をまずアリかナシかで選別します。
アリになった人の中からどの人を最終的に採用するのかを決めていきます。
つまり、そのアリに残らなければ意味がありません。
私の会社ではこのアリとナシは基本的な最低限のことができているかで判断していました。
応募人数が多い時程、どれだけ基本ができているかが大切なのでしっかりと意識しておくことをおすすめします。
1.適切な準備ができるか
そんなの当たり前だろ!と思う人が大半だと思いますが、面接の準備ができていない人にも出会います。
例えばこんな人は論外です。
- くしゃくしゃの履歴書
- 写真の貼られていない履歴書
- 受ける会社の名前を間違える
- 希望職種が曖昧
などなど。
とにかく、履歴書や職務経歴書が必要な場合はしっかり準備しましょう。
面接前に急いで作ったことは面接担当者にバレます。
採用試験への意欲が薄くなっている感じが伝わるのでこの人はナシになる可能性が高いです。
2.目が合うか
面接をしているのに目が合わない人が多いのも印象的でした。
真っ直ぐ目を見ろとは言いませんんが、一度も採用担当者の顔を見ていないとその人は印象にも残りにくいですし愛想も悪く感じます。
また、面接中にオフィス内をきょろきょろ見回したり、ぜんぜん違うところを見ていると、集中力の無い人だと判断されます。
私は実際に目の会わない人に何人も会いましたが、その時点で「この人と一緒に働くイメージ」というのが持てないのでナシになります。
3.質問に適切な回答できるか
面接では当たり前ですが、採用担当者からいくつか質問を行います。
その回答がちぐはぐになっている人はすぐにナシになります。
回答の内容ではなく、質問に対して答え方が合っているかが重要です。
(例)
Q.好きな食べ物はなんですか?
A.料理が好きです。
Q.なぜ好きなんですか?
A.よく自分でやります。
こんな感じの人がいます(笑)
信じられないと思う人も多いかもしれませんが事実です。
どんな回答ができるか、内容の部分も大切ですが、そもそも質問に対する答えとして適切でなければ意味がありません。
こういった人はコミュ力がないと判断してナシになります。
緊張してこうなっている人も多いので、注意しましょう。
4.なぜその会社をうけたか
なぜうちを選んだのですか?という質問にすぐに答えられない人はナシにしていました。
その理由は、その会社でなければいけない理由が無い人はすぐに退職してしまったり、仕事に熱心ではない可能性が高いと判断するからです。
業務内容なのか会社の方針なのか福利厚生なのか、なぜその会社でなければいけないのかを正直に伝えることをおすすめします。
正直に伝えてダメだったら、それはシンプルにご縁がなかったということです。
採用担当の私としてはこの理由を熱く伝えてくれる人や、納得できる理由を伝えてくれる人はアリという判定にしていました。
5.自分をわかっているか
面接を受けに来る人が自分のことを理解できていない場合があります。
- 自分が持っているスキル
- できること
- やりたいこと
- やってみたいこと
最低限、これらはしっかり言えるように準備しても損はありません。
特に採用担当として気になったのは、履歴書や職務経歴書にいくつかアピールポイントが書いてありますが、話を聞いていると「この人のアピールポイントそこじゃなくない??」と思うことが多いことでした。
自分の長所だと思っている部分とは違うところが評価される可能性もあるということです。
うちの会社はこの人のあのスキルが欲しいけど、あんまり自信なさそうだな〜と思うとどうしてもアリよりのナシになってしまいます。
面接を受けに行く会社ではどんなスキルや能力が必要とされていて、自分がアピールするべきなのはどこかを見極めておくことをおすすめします。
どの面接も定型文で用意していたら落ちた、なんて話はよくありますが、これが原因かもしれません。
1次面接で切られない第一歩は超基本的!
ということで、私が採用面接を行った時にチェックしていた部分をまとめました。
多くの人はクリアできるので、ここで切られてしまってはもったいないというのが個人的な感想です。
面接官も人間ですので、一般的なマナーや常識がなっている人かどうかをまず見ています。
ここで転んでしまわないよう十分注意してください。