突然ですが、メディアリテラシーという言葉を知っていますか?
SNSが発達した今、Twitterやテレビでたまにこの言葉を聞くこともありますが、その程度ですよね。
この時点で日本はメディアリテラシーが低い。
そしてそれに危機感を持っていない人が大半です。
英語や数学の勉強も大切ですし、道徳の勉強も大切ですが、何より今はメディアリテラシーについて知るべきだと思います。
ということで今回は、大学でメディア関連の研究をしていた私がメディアリテラシーとは何か、なぜ大切かについて書いていきたいと思います。
SNSを使用する人、ネットサーフィンをする人、ネットでニュースを読む人は、さらっと簡単にでも良いので覚えておくことをおすすめします。
メディアリテラシーについて簡潔に説明します。
メディアリテラシーとはとても簡単に簡潔に言うと「メディアを理解する力」です。
理解するには多数の意味があり、人によって考え方も様々なのがこのメディアリテラシーです。
今回は、私が思うメディアリテラシーを定義づけしながら説明していきます。
メディアリテラシーとは?
その言葉の通り、メディアに対するリテラシーを持っていることが今後の社会では必要になります。
メディアを読み解き使いこなす力がメディアリテラシーです。
簡単に分類すると以下の3つの要素があると私は考えます。
1.メディア媒体やメディア機器の知識を持っている
2.メディアを読み解く
3.メディアを使って発信する
つまりはメディアを使いこなせているかどうか、とういうことです。
ここでいうメディアというのは新聞やテレビ、ラジオなどの情報を媒体する物のことと、その媒体の中で使用されるツールや発信される情報の全てを指すと言えます。
例えば、スマホはメディア機器で、Twitterはメディア媒体で、ツイートはメディア情報であると私は考えています。
なのでメディアの定義を自分の中でしっかり定めるということがメディアリテラシーを理解する第一歩だと言えるでしょう。
ではメディアリテラシーの3つの要素を詳しく解説します。
1.メディア媒体やメディア機器の知識を持っている
これは簡単に言えば、メディア機器や媒体を使いこなせるかどうかという意味です。
電子機器の急速な変化でデジタルメディアは特に進化が早いのでそれにしっかりついていくことができるか、そして適切に使用できるかという力が必要です。
例えば、リアルタイム性のある情報を届ける必要がある場面ではスマートフォンを使ってライブ配信やSNSでの配信が適切だと考えられます。
しかし、災害などの際にはラジオの情報を頼るという人も多数います。
それぞれのメディアの特性を理解し、適切な場面で適切な方法で使う力がメディアリテラシーの一つと言えます。
2.メディアを読み解く
これは世間一般で考えられるメディアリテラシーに一番近いものだと思います。
シンプルに言えば情報の正誤を判断するということなのですが、メディアに媒介されて発信されている情報に対して、誰がどのような目的で発信しているのか、どのような意図があるのかを判断ができるというのが正しいと思います。
特に現代においてはインターネットやSNSが発展しているのでこの力が不足している人も多いのではないでしょうか?
何でも信じ込んでしまうのではなく、その情報は本当に正しいのかを疑って判断する力もメディアリテラシーの一つだと言えるでしょう。
3.メディアを使って発信する
メディアを使って発信(情報提供)することは、今や誰でもが可能になりました。
先ほどから何回も出てきていますがSNSでは手軽に誰もがメディアの発信者になることができます。
もっと言えば、情報の発信源である"人間"をメディアとするならば、誰かが誰かに口コミを伝えるというのもメディアを発信することと言えます。
意外にもこれはできない人が多く、正しい情報を目的どおりに発信するというのはメディアリテラシーの一つだと言えます。
メディアリテラシーを培うには?
メディアリテラシーについて学ぶ方法は私のように大学や専門学校で学ぶことも一つですが、まずはメディアリテラシーについて理解することが重要だと思います。
さらに、理解したうえで身につけていくという方法がおすすめです。
私が実際に読んでみて良かった本を紹介しますので、気になっている方はぜひ読んでみてください。
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ゆとりだからこそ身につけたいメディアリテラシー
ということで今回は、メディアリテラシーを完結にまとめました。
ネットを使うことが普通になり、誰もが情報発信者になれる今だからこそ身につけたい力がメディアリテラシーだと思います。
メディアは幅も広く奥が深いもので、私も大学で学んだだけでは足りず、いまだに本や論文を読んでいます。
少しでも興味がある人や、メディアに騙されたくないという人はまずは理解することをおすすめします。