今話題になっている”応援上映”をご存知ですか?
今回は、応援上映とはどんなものかを私なりに紹介し、そして実際に参加してみてわかった応援上映の注意点をまとめました。
これから応援上映に参加する予定の方は「思ってたのと違う、、、」「せっかく行ったのに楽しめなかった」ということにならないよう、特に注意点はしっかり見ておくことをおすすめします。
応援上映とは?参加してみてわかったことと注意点!
そもそも応援上映とはどんなことをするのでしょうか?
応援上映と並んで人気なのがライブビューイングですが、違いはあるのでしょうか?
”応援上映”って一体何?
応援上映とは、その名の通り映画館で上映される映画を応援しながら見ることです。
普通であれば、シンとした静かな空間で映画を楽しむのが映画館ですが、応援上映では声を出したり歓声をあげてもOKで、応援グッズやペンライトの持ち込み、作品のコスプレでの参加が可能なものもあります。
大きなスクリーンで良い音質で楽しむことができるので、映画の新しい楽しみ方と言えるでしょう。
ただし、映画館ごとのルールや上映会ごとのルールがあるので守る必要があります。
ライブビューイングとは違うの?
ライブビューイングでもペンライトの持ち込みや声出しが可能なものもありますが、ライブビューイングは「生中継」が基本です。
応援上映は必ずしも生中継とは限らず、普段上映されている映画作品や過去の人気作が上映されることが多いです。
また、ライブのディレイ上映や映画の爆音上映も応援上映に近いものだと言えますが、基本的には”応援ができるかどうか”はその映画館のレギュレーション(決まりやルール)によります。
応援上映ってどのくらい”応援”するの?
応援上映は基本的に声出しがOKなものが多いのですが、参加している人が全員声を出しているかと言えばそうでもありません。
「いいぞー!」「かわいいー!!」などの応援をしたり歌を一緒に歌っている人もいれば、普通の映画を見るのと変わらず黙ってみている人もいます。
声を出して楽しむ人もいれば、応援している人の応援も込みで”応援上映”というものを楽しんでいる人もいて、楽しみ方は人それぞれです。
なので、応援上映に行ったからと行って絶対に声を出さなければいけないというわけではありません。
せっかくの応援上映なので一緒に応援して盛り上がる方が楽しめるのは間違いないでしょう。
ちなみに応援上映が盛り上がるきっかけになったとも言える『KING OF PRISM』の応援上映はこんな感じです。
www.youtube.com※ただし、これはかなり上級者が何人もいて難易度も高いと思われます。(個人的な意見)
私の参加した他作品の応援上映はもう少し静かで作品そのものを楽しむ人が多かったです。
応援上映の持ち物は?
応援上映はペンライトなどの光り物の持ち込みがOKだったり、作品のコスプレが可能なことが多いですが、絶対に持っていかなければならないものは特にありません。
強いて言うならば「応援上映を楽しむ気持ち」だと思います。
ただし、応援上映を盛り上げるために主催者側が持ち物を指定したり配布物がある場合もあるので、その場合は協力して一緒に応援上映を盛り上げましょう。
応援上映を楽しむために知っておきたい注意点
応援上映はもちろん普通の映画とは違うことを理解したうえで参加する必要があります。
また、マナーやルールを守らなければ不快な思いをする、またさせてしまう原因にもなるので注意が必要です。
応援上映の注意点①静かに見たい人には向いていない
あくまで応援上映ですので、誰かどこでどんな応援するかわかりません。
静かな空間で作品を楽しみたい人や、他の人の声が気になる人は応援上映ではなく一般的な上映がおすすめです。
音だけでなくサイリウムの光や、隣の人のコスプレ衣装のはみ出しなどが気になるひとも応援上映は避けましょう。
応援上映の注意点②作品を初めて見る人には向いていない
応援上映は主に作品のリピーター向けに開催されることが多いので初見の人には向いていません。
というのも、何度も作品を見ている人だからこそ次にどんなセリフやシーンがあるのかがわかりますしそれに合わせて応援ができます。
初見の人からするといわゆる”ネタバレ”を他の人の応援で聞いてしまう可能性もありますし、集中して見ることができない可能性もあります。
また応援によってセリフが遮られて聞こえないということもあります。
なので、初めての見るときは応援上映は避けることをおすすめします。
応援上映の注意点③考え方の違う人が参加している可能性がある
応援上映に参加する人が全員同じ考えで同じ解釈をしているとは限りません。
例えば、名探偵コナンの応援上映が話題になりましたが、コナンを応援するのが一般的だと考えられる中、もしかしたら黒の組織を応援している人がいるかもしれません。
自分の好きな登場人物のことが嫌いな人が同じ空間にいたり、違った視点で作品を見ている可能性があります。
普通の映画上映では、上映中は静かなため自分と違う意見の人がいたとしても気づきませんが応援上映の場合はそれを声に出すこともあるため、考えの相違が発生し気分を害する人もいます。
そのため、参加する場合は自分と異なる解釈で作品を見ている人がいる可能性があることを理解しておきましょう。
いわゆる同担拒否の方は応援上映には向いていないと思います。
ちなみに私が初めて応援上映に参加した時に感想はこちらにまとめています。
私は応援上映に向かないタイプでした!!!(断言)
応援上映でこれは絶対にやっちゃダメ!!
応援上映では、周囲の方への配慮やマナーを大切にしたうえで楽しむ必要があります。
以下のことは絶対にやってはいけません。
- 主催者が提示したルールを無視する行為
- 作品や登場人物への誹謗中傷を叫ぶ行為
- 劇場や周辺での着替え
- 隣の人の迷惑になるようなコスプレ
- 上映中の録画や録音
- 他店からの飲食物の持ち込み
- ペンライトやうちわを高く上げる行為
応援上映では主催側である映画館や制作会社がルールを設定していることが大半です。
持ち込み禁止のものは持ち込まないようにしましょう。
また、応援上映だからといって作品への文句やブーイング、特定の登場人物への誹謗中傷は絶対にしてはいけません。
その他、コスプレが可能な場合は映画館の椅子に着席することができる衣装にすることや映画館での着替えはマナー違反ですので絶対にやめましょう。
根本にあるのは映画を観るという行為ですので、応援上映だからと言って友人と上映中にお喋りを楽しむ場にしたりコスプレをメインに楽しむのはマナー違反です。
このあたりは注意しましょう。
ルールとマナーを守って楽しい応援上映を!
応援上映は注意点さえ気をつけておけば、作品を更に楽しむことができるイベントです。
ただしまだまだ新しい文化であるため一人ひとりがマナーとルールを守り参加することが大切です。
応援上映に参加する際は、主催者側の提示している決まりをしっかり確認して楽しみましょう。