グッズやチケットの譲渡や交換をTwitterで行う人が増えていますが、比例するように注意喚起も見かけるようになりました。
そこで今回はTwitterでのお取引初心者でも簡単にわかるお取引のHow towを説明していきます。
私が普段使用している例文も掲載するので、もちろんコピペでの使用もOKです!
自分自身が気づかないうちにお取引相手を傷つけていたり、自分が注意喚起の対象にならないよう気をつけましょう。
Twitterのお取引マニュアル!〜知っておきたい基本編〜
Twitterでのお取引は基本的に以下の2パターンです。
- 誰かの募集に自分から声をかける
- 自分で募集を行う
エゴサーチをして誰かのツイートを探しても良いですし、自分で交換や譲渡を募る形でもお取引が可能です。
鍵垢(非公開アカウント)ではフォロワーしかツイートを見ることができないことに加えて、自分の送ったリプライがフォロー外の相手からは見えないので、お取引は公開アカウントで行いましょう。
お取引の種類は主に3つ!
Twitterで行われるお取引の種類は
- 譲渡
- 交換
- 同行
の3つがあります。
譲渡:定価で相手に譲ること。
交換:それぞれ持っているもの同士を交換すること。
同行:ライブやイベントに一緒に行く人を探すこと。
募集や声掛けを行う場合は、どのような目的で募集を行うのかをはっきりとツイートで記載するまたは確認を行いましょう。
取引方法は手渡しか郵送が基本!
Twitterで取引を行う場合、何をどのようにどうやって取引を行うかをリプライやDMで決めます。
グッズやチケットの場合は手渡しによるお取引または郵送によるお取引が基本です。
【手渡し】
お互いの住んでいる場所や活動範囲が近いときは、駅などを目印に待ち合わせを行い手渡しでの取引を行います。
また、同行の場合は現地や会場の最寄駅などで待ち合わせるパターンが多いでしょう。
多くの場合、TwitterのDMでどこの場所で落ち合うかを相談します。
郵送や振込の手間を省くことができますが、相手に直接会う必要があるので、これが不安な人や心配な人は郵送での取引をおすすめします。
イベントや物販会場で現地での譲渡や交換を探す場合もあります。
【郵送】
譲渡の場合は、譲る方が買い取り側の住所に品物を郵送します。買い取り側は相手の口座に振込を行うのが基本です。
口座番号や住所は個人情報なので必ずDMでやりとりを行いましょう。
交換の場合はお互いの住所に品物を贈ります。
基本的には相互送料負担で取引が行われます。
相互送料負担とは、同種の品物を交換するときには同じ郵送方法で送料はそれぞれが負担するという方法です。
送料に差額(例えば自分は120円で相手は140円で郵送した)が出た場合の方法については事前に話し合っておくか、差額がでないよう郵送するのがベストだと言えます。
また、チケットを郵送する場合は、追跡や保証付きの郵便にする場合もあります。
Twitterのお取引マニュアル〜使えるツイート例文編〜
ここからは実際の例文を交えながら解説していきます。
自分が募集を行う場合
自分が募集する場合は、何をどうしたいかをきっちり記載しましょう。
定価で譲りたい(買い取ってほしい)、同行(一緒に参加してくれる人)の募集など、記載しておくと取引がスムーズです。
グッズ交換・譲渡の場合は自分が譲るものの写真をつけると見つけてもらいやすく、相手も安心できます。
チケット譲渡の例文(※赤字部分を変更してください)
【譲渡】アーティスト名、公演名
譲:公演名、日程、枚数、席種など
求:定価(+送料)
予定が合わなくなったため定価でお譲り致します。
簡易書留で郵送予定です。
日程が合えば〜〜〜(駅名や施設名)でのお手渡しも可能です。
検索からもお気軽にお声掛けください。
郵送方法も記載していると親切です。
送料の負担がどちらなのかもわかるように募集を行いましょう。
また、転売ではないことを示すためにチケットを譲渡に出す理由などもつけておくと丁寧です。
手渡しの場合、受け渡しができる場所を記載するのも親切ですが、あまり狭い範囲(最寄り駅)などを記載すると身バレや住所特定の原因になるので避けましょう。
都内、府内、◯◯駅〜〇〇駅の間、などおおまかな記載にして、詳細はDMで相談しましょう。
グッズ譲渡の例文(※赤字部分を変更してください)
【譲渡】作品名、グッズの種類、グッズの名前など
譲:キャラ名、グループ名、種類、個数など
求:定価(+送料)
水濡れ対策をして普通郵便でお送りします。
まとめての方を優先させていただきます。
お返事にお時間をいただく場合がございますのでご了承ください。
郵送方法も記載していると親切です。
何度も郵送するのが面倒な場合や、何人とも同時に取引を行うのが嫌な場合は”まとめての方を優先する”旨記載しておくと良いでしょう。
忙しい場合は即レスできない場合は、時間がかかる旨も記載しておくとリプライをくれた相手に不安を与えずに済みます。
チケット交換の例文(※赤字部分を変更してください)
【交換】アーティスト名、公演名
譲:公演名、日程、枚数、席種など
求:希望の公演日程、枚数、席種など
発券済みですので簡易書留の相互送料負担での交換希望です。
(発券前ですのでお座席不問の方でお願い致します。)
日程が合えば◯◯でのお手渡しも可能です。
検索からもお気軽にお声掛けください。
募集ツイート内に座席を記載する方もいるようですが、個人の特定につながりかねないので注意が必要です。
同等席での交換を希望する場合はDMで問い合わせていただくよう誘導するのもおすすめです。
グッズ交換の例文(※赤字部分を変更してください)
【交換】作品名、グッズの種類、グッズの名前など
譲:キャラ名、グループ名、種類、個数など
求:希望するキャラ名、グループ名、種類、個数など
水濡れ対策をして普通郵便でお送りします。
相互送料負担での交換希望です。
検索からもお気軽にお声掛けください。
基本的には1:1の交換が基本ですが、条件等がある場合はツイートにしっかり記載しましょう。
140文字を超える場合は、メモ帳に記載したスクショを写真と一緒に添付したり、ツリーにして記載するなど、漏れの無いようにしましょう。
イベントなどの同行募集の例文(※赤字部分を変更してください)
【同行】ライブ名、イベントタイトル、アーティスト名など
譲:同行を募集する日付とチケット枚数
求:定価+送料など希望する金額
事前振込、当日手渡しを希望しております。
チケット未発券のため、座席不問です。
当方女性ですので、同性の方のみ募集します。
検索からもお気軽にお声掛けください。
チケットの譲渡や同行の場合、まだ手元にチケットがない場合や、当日まで期間があくなど、取引が長期化することもあります。
キャンセル防止のために、事前振込を約束しておくと安心かもしれません。
また、チケット発券後の受け渡し方法も書いておくと、声掛けがしやすいと個人的に思います。
同行の場合は、ライブやイベントを一緒に楽しむことになるので、お相手の年齢や性別が気になる方は、取引確定までにある程度話しておきましょう。
個人情報を交換することも多いため、DMに移行してから双方話し合いのうえ取引方法などを決めるとトラブル防止につながります。
ただし、同行はあくまで一緒に楽しむ方を探すので、お取引のことがある程度決まれば、一緒に楽しめるようお声掛けするのも大事かと私は考えています。
「当日は一緒に楽しみましょう!」ぐらいのDMは送っても大丈夫かもしれません。
自分から声をかける場合
Twitterで探した譲渡・交換ツイートに声をかけて取引を行います。
相手の出している条件と自分の希望する条件がマッチしているか確認しましょう。
また、人によってはプロフィール(bio)やツイプロ必読の方もいるので、その場合はしっかり読んでから声掛けをしましょう。
相手の募集ツイートにリプライを行う形で声掛けをします。
譲渡を希望する場合の例文
はじめまして。検索より失礼致します。こちらのチケットを1枚お譲りいただきたくリプライ致しました。(郵送条件、振込の条件)等確認致しました。ご検討の程よろしくお願い致します。
譲渡にお声掛けする場合は、相手の提示している条件を確認し承諾していることを伝えましょう。
責任を持って取引ができる場合のみ声をかけるのがマナーです。
この段階ではまだ相手にお伺いしている状態なので、取引が確定していないことを理解しておきましょう。
交換を持ちかける場合の例文
はじめまして。検索より失礼致します。当方〇〇の〜〜〜を所持しております。〜〜〜との交換は可能でしょうか?郵送での交換を希望しております。ご検討の程よろしくお願い致します。
自分の持っているものを記載し、相手の何と交換を希望しているのかをしっかり書きましょう。
念の為、取引方法の希望も記載すると親切です。
この段階ではまだ相手にお伺いしている状態なので、取引が確定していないことを理解しておきましょう。
Twitterのお取引のコツ!
Twitterでのお取引は相手も自分も希望の条件が叶うwin-winの関係が理想です。
スムーズに気持ちよく取引を行うためのコツをご紹介します。
Twitterのプロフィールに書いておくべきこととは?
顔の見えないTwitter上でのお取引は素性の知れない人とのやりとりで不安になる人もいます。
そんなときに見るのがTwitterのプロフィールです。
プロフィールを見てどんな人なのかを判断します。
そのため、プロフィールには最低限必要な情報は記載しましょう。
実際に私が書いておいて取引がスムーズに進んだのは、
- 成人済であること
- 社会人であること
です。
未成年や学生との取引を避ける人もいつので、成人済み社会人であることは最低限記載しておきましょう。
また、自身が声をかけるときやお声掛けをいただいたときは詐欺などの被害を防ぐためにも相手のプロフィールとフォロワー数フォロー数は確認しましょう。
何も記載がないプロフィールや、フォロワー数が極端に少ない場合は少し注意しましょう。(必ずしも悪い人ではありませんが、普段使用されていないアカウントの可能性があります。)
取引垢は必要?
Twitterでの取引専用のアカウントを取得する人もいます。
私もプライベート用の鍵アカウントと取引用の公開アカウントを使用しています。
普段のツイートはプライベート用で、取引用のものは譲渡や交換にのみ使用という形で使い分けています。
取引用のアカウントは必ずしも必要ではありませんが、取引で繋がった人にプライベートのつぶやきを見られたくない場合や、取引相手のツイートがTLに流れてくるのが嫌な人は分けることをおすすめします。
梱包方法に注意
Twitterでの譲渡や交換には郵送がつきものです。
まずは相手にしっかり品物が届くよう丁寧に梱包することが大切です。
郵送で品物に傷がついたり雨で濡れてしまわないよう注意しましょう。
梱包方法によっては、トラブルになってしまうことも少なくありません。
- 梱包方法に希望があるか確認する
- 自分がどんな風に梱包する予定か伝える
- 相手にどんな風に梱包して欲しいか伝える
などのやりとりをしておくと、トラブルが防げるかもしれません。
また、普通郵便や定形外など基本の郵送ルールも理解しておく必要があります。
詳しくは以下の記事でも紹介しています。
最低限覚えておきたいマナー
先程も言ったように顔の見えない人同士の取引なのでマナーが大切です。
以下のことは絶対に守りましょう。
- やりとりは敬語で
- 個人情報を交換する場合は扱いに注意
- 取引後は個人情報を削除する
- 返信はなるべく早く
とにかく丁寧にお取引を行いましょう。
譲渡や交換のお取引は対お店でのお買い物とは違います。
あくまで個人間のやりとりなので、一度人の手に渡ったものをやりとりしていることを理解しましょう。
完璧な対応をしてほしい場合や、しっかりと梱包をしてほしい場合は正規の販売店などで手に入れるべきです。
相手を思いやるお取引を行うには、接客するつもりで丁寧な対応を心がけましょう。
お取引が終わったら
お取引が終わった後は、しっかりお礼の連絡をしましょう。
取引を行った相手とはその後フォローしたままにするか解除するかなども相談しても良いと思います。
個人情報を預かっている場合は、取引後に確実に削除しましょう。
まとめ
Twitterは便利なツールですが、会ったことの無い人と文字だけでのやりとりでは不安があると思います。
もちろん、丁寧な人ばかりではなく中には悪いことを考えている人もいます。
Twitterでお取引をするときには、まずは詐欺ではないか、相手は安心できる人かを自分自身が確認する癖をつけましょう。
そして、取引相手の不安を取り除くよう心がけましょう。
気持ちの良いお取引で希望の品が手に入るよう願っています。