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VOICARION(ヴォイサリオン)『龍馬のくつ』の感想

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ヴォイサリオン「龍馬のくつ」の感想

前々から気になっていた音楽朗読劇VOICARION(ヴォイサリオン)を観劇してきました。

声優オタクの私としては一度は見てみたかった演目の一つだったのですが、ちょっとした問題が。。。

 

キャストが豪華すぎて公演日を選べない!!!!!!!

 

ほぼ日替わりに近い形でキャストが違うので、どれか1つだけを選ぶとなると無理、、、という感じでした。

 

しかし今回、ついに、宮野真守さんがVOICARIONに出演ということで、これは行くしかない!!!

しかも、共演キャストが林原めぐみ様と山寺宏一様。

 

キャスト表だけで震え上がる、、、、

 

そんな朗読劇に参加できたので、いつものごとくゆるりと感想をお伝えします。

 

 

※以下、公演のネタバレを含みますので、未観劇の方はご注意ください。

 

初ヴォイサリオンで大感動!『龍馬のくつ』の観劇レポ

ということで、今回はシアタークリエに足を運びました。

シアタークリエは初めてだったのですが、アクセスも良く座席も狭すぎずトイレの数も多くで、私的には結構好きな劇場の一つになりました。

 

なにより、どの席でもステージ上が見やすい印象でした。

 

音楽朗読劇という新ジャンルがすごい

朗読劇を観劇した経験があまりないのですが、私のイメージでは、キャストさんが椅子に座って台本を読み上げる。

見えないところで音楽が演奏されている。

というイメージだったのですが、VOICARIONは全く違いました。

 

ステージにはしっかりセットが組まれていて、キャストさんは壇上に上がり、バッグにはバンド?演奏家?のみなさんが。

 

この音楽朗読劇の音楽の部分がすごくて、私は生演奏のBGMぐらいに思っていたのですが、大間違いでした。

生演奏であることで世界観が作り上げられていきます。

 

今回は、琴や三味線といった和楽器での演奏だったのですが、ただのBGMではなく、音楽も確実にVOICARIONの魅力の一つでした。

声優さんの声、ストーリー、音楽とステージ上の情報量が多くて、これは何度も見る価値があって、何度も見ることで新しい発見があると感じました。

 

歴史に詳しくなくても入り込めるストーリー

私が今回最も印象的だったのが、ストーリーの面白さです。

その辺の大河ドラマなら超えるのではないかという圧倒的に引き込まれるストーリー、だけど間延びせず2時間できっちりとまとまっている。

正直、最近見たどの舞台や映画よりも面白かったと思うぐらい。

 

『龍馬のくつ』というタイトルの通り、坂本龍馬と、龍馬を取り巻く人々との動きがメインになっていました。

 

坂本龍馬の死後、英雄として語られている彼のことについて話を聞くべく、陸奥が妻のお龍を訪ねるところから話が始まるのですが、そこからテンポ良く話が進みます。

 

確かに、歴史上の人物や薩長同盟などの言葉は出てきますが、今回のストーリーで語られるのは、坂本龍馬とお龍のラブストーリーでした。

 

なので、歴史がわからなくても楽しめるというのも魅力的でした。

 

キャスト表が嘘っぱち?

お龍/林原めぐみ

坂本龍馬/宮野真守

陸奥廣吉 ほか/山寺宏一

 

出演者としては、3人+演奏のwasabiの方だけなのですが、注目したいのが

 

陸奥廣吉 ほか/山寺宏一

この「ほか」という部分。

 

そうなんです。

山寺さんは陸奥廣吉以外の役も演じられていて、その数は合計4.5役(林原さんいわく4.5役だそうです。)

 

七色の声を持つ声優としておなじみの山寺さんですから、今さら驚くことでもないような気がしますが、何がすごいって、役によって大幅に声を変えていないこと。

 

声のトーンを大きく変えているわけではないのに、話し方や話すスピードでしっかり登場人物をわけられていて、目をつぶってきいてもどれが誰の声かわかるぐらい。

 

まさに、山ちゃんが神といわれる所以というか、圧倒的な力を見せつけられた感じでした。

本当に神技といえるような演技でした。

 

林原めぐみ様の勝気な女性は至高

林原めぐみさんが演じられていたのが、坂本龍馬の妻のお龍。

年老いた老婆の状態と、若いころの2つを演じられていました。

 

この若いころのお龍さんがもうね、好きすぎる!!!

 

男勝りで勝気で、お転婆で強い、そんな女性を演じさせたら日本一、いや世界一ではないでしょうか。

 

大人っぽい色気もあり、少女のようなかわいらしさもあり、龍馬とのやりとりは見ていて口元がにやけてしまいました。(季節柄マスクをしていたので思う存分ニヤニヤしました。)

 

マモの龍馬が想像以上の仕上がり!

マモが演じる坂本龍馬は、明るくて気前が良くて器が広いというみんなが思い描いている坂本龍馬でした。

とにかく、圧倒的なリーダー感とカリスマ性のある坂本龍馬で、マモちゃんにぴったりじゃん!!!と思ってしまいました。

 

マモの坂本龍馬は表情も豊かで、にこにこしたり不安そうな顔をしたり、声だけではなく、ビジュアルでも楽しませてくれました。

 

土佐弁も私が聞く分には違和感ないというかうますぎない?とうい感じで、私の中の坂本龍馬像が、今回VOICARIONで見たマモが演じる坂本龍馬そのものになりました。

 

迷っている人はVOICARIONを見るべき!

ということで今回も感想を吐き出しましたが、VOICARIONに行こうか迷っている人は、とにかくチケットをとってみることをおすすめします。

これこそ声優さんの本気を見れる機会であって、声優ファンだからこそ楽しめる部分もあると思います。

そして声優さんを知らない人も一緒に楽しむことができる機会でもあると思います。

私も次回があるなら、絶対にまた足を運びたいです。