待ちに待ったウエストサイドストーリーを見に行ってきました!
IHIシアターで!
回ってきました!
ということで、正直な感想を綴りたいと思います。
本当に、正直に、思ったままに書くよ!
※注意
私は、宮野真守さんを応援しているので、宮野さんファン目線での感想になります。
また、一部否定的に聞こえる表現があるかもしれないので、宮野さん全肯定型の人は読まないことをおすすめします。
また、内容についても触れていくのでネタバレがあります。
未観劇の方はご注意ください。
- 予習しなかったことを後悔
- マモトンは素直にかっこいい!
- キスシーンあるよ!めっちゃある!
- 美が炸裂したみもりんが好きすぎる
- アメリカっぽい表現がしんどい場面も
- オチを求めてしまう性
- 日本版キャストの意味がわかる
- 髑髏城とは比べるな!
- WSSは私の中で衝撃の強い作品でした
予習しなかったことを後悔
まず、私はウエストサイドストーリーのあらすじを知りませんでした。
もちろん映画のウエスト・サイド物語も見たことがありません。
高校の頃に音楽の授業で「America」という曲の動画を見たり、Gleeで見たぐらい。
そんな程度の知識しかなく、HPに”ロミジュリから着想を得た”って書いてるから、「悲恋ものか〜ふ〜ん、まあ宮野さんが主演だしめっちゃ歌うよね!」ぐらいに思っていました。
これは正直失敗でした。
当たり前なんですが、開演するとすぐさまWSSの世界観が出来上がって引っ張り込まれるわけで。
準備する時間を与えてもらえないままに豊洲のマンハッタンに飛び込むわけですよ。
私は、舞台に行くときには必ず予習をしたい派というわけではなく、できるだけ前情報を入れずに見に行ってワクワク感を楽しみたい派なのですが、WSSについては絶対に予習が必要でした。
- WSSの世界観
- WSSのストーリー
- WSSの登場人物
このあたりは最低限予習しておいても損はしないと個人的に思いました。
何が何だかわからないままWSSの世界が広がっていたので、前半は正直脳みそがついていかず、ガソリンを空焚きしたみたいな状態。
トイレ休憩でトイレの列に並びながら必死にWikiでWSSのことを調べて、キャスト表と見比べて、、、
やっとこさ理解できるという感じでした。
WSSは不朽の名作ですが、それだけ古い作品だということ。
現代の舞台やミュージカルばかり嗜んでいる私にはかなりハイレベルでした。
あと髑髏城と比べると、すごくいっぱい回ってた気がします。
髑髏城のように場面転換で回るというよりは、歌いながら回ったりするので、乗り物酔いしやすい人は念の為酔い止め飲んどくほうが良いかも。
マモトンは素直にかっこいい!
今回私は宮野さん目当てで見に行ったのでもちろん宮野さんが出てくるとずっと目で追ってしまうのですが、贔屓目なしにかっこよかったです!
もちろん、宮野さん以外眼中に無いわけではないので、他のキャストさんも見ていますが、宮野さんは背が高くスラッとしていて、本当に舞台映えする。
そして何よりセリフが聞き取りやすい。
さすが声優さん、という感じの発声と滑舌の良さで、安心して聞いていられました。
ただでさえWSSの世界観に飲み込まれそうになっている私にとって、さらりと入ってくる宮野さんのセリフは神でした。
ただ、ふとした仕草や動き方は「あれ?これマモライで見たことあるな?」みたいな感じで、心の中でニヤニヤしました。
宮野さんファンだけがわかる宮野さんの動き、ぜひWSSを観劇する人は注目してみてください。
キスシーンあるよ!めっちゃある!
一部のファンの間で話題にもなっていたキスシーンですが、
めっちゃある!
ある、とかじゃなくて、めっちゃある!
キスシーンというと、ディズニーで言うクライマックスの王子様とお姫様のキスみたいなのをイメージしていたのですがWSSは違いました。
だって舞台がアメリカだもんね。
愛を確かめるようなシーンにはキスをするという流れでした。
しかも、わりと長いやつなので嫌な人がいたら観劇をやめたほうが良いかも。
ちなみに私はがっつりガン見しました。
だって、声優という職業柄そういうシーンを見れる機会ってないじゃないですか。
貴重。
なんかドキドキしちゃいました。
手の動きや抱きしめる仕草からマリアを大切に思う気持ちと大好きな気持ちが溢れ出したようなキスで、引き込まれました。
私が観劇した回は北乃きいちゃんがマリア役だったのですが、身長差がすごくて背伸びしているきいちゃんもかわいかったです。
とにかくドキドキしました。
キスシーンのせいで行くかいかないか迷っている人がいたら、私は行くことをおすすめします。
あのキスシーンを見て、マモが嫌いになることはないと個人的には思います。
そのぐらい魅力的な演技でした。
美が炸裂したみもりんが好きすぎる
宮野さん以外にもうひとり、私が目を離せなかったのがアニータ役の三森すずこさんです。
みもりんめっちゃ綺麗!!美しい!!美の化身!!
私の知っているみもりんと言うと、ミルキィホームズやラブライブだったので、大人の色気が炸裂するみもりんに目を奪われてしまいました。
しかも今回、下着姿になるシーンや、背中ががっつり空いたドレスを着ているシーンがあるのですが、スタイルがめちゃ良い。
ガリガリじゃないけど引き締まってて、しかも歌もダンスもうまい。
そしてアニータの衣装が似合う。
みもニータの登場シーンでは、同じ舞台上にマモがいてもみもりんを目で追ってしまうほど魅力的でした。
みもりんがメインで歌った「America」が今回のナンバーの中でダントツ良かったと思います。
アメリカっぽい表現がしんどい場面も
海外ドラマや洋画を見ている人ならわかる特有のアメリカっぽさがWSSにもありました。
JETSもシャーク団も手がつけられない悪ガキという描かれ方なのですが、日本では考えられないほど悪い!!!
あとは、アメリカが銃社会であることや、女性蔑視など、見ているのがしんどくなるシーンもありました。
私は意地でも目を背けまいとしっかり見ていましたが、アニータが襲われるシーンはさすがに見ていられませんでした。
WSSは生々しさもあるので、今までコメディや劇団四季、2.5次元を見てきた私にとってはいろんな意味でドキドキする舞台でした。
オチを求めてしまう性
Twitterでも結構同じことを言ってる人を見かけたのですが、やっぱりオチが。。。
ストーリーにはオチを求めてしまう且つハピエンが好きな私にとって、WSSの終わり方は正直言って歯切れが悪かったです。
えっ?終わった????
(周りの様子を見る)
拍手!!!!!
みたいな感じでした。
私の観劇した回はスタンディングオベーションが起こっていたので私も乗じてしまいましたが、タイミングはつかめませんでした。
でも、キャストさんの演技や歌、ダンス、そしてIHIシアターの演出とセットにはスタンディングオベーションを送らざるを得ないと思いました。
日本版キャストの意味がわかる
今回のWSSは「日本版キャスト」で日本初上演、というテーマでしたが、私はこの意味を履き違えていたようです。
WSSが日本に上陸して日本人が演じるなら、もっと日本人の肌に合うように演出されたり脚本が変わったり、そういったことをどこかで期待していたのかもしれません。
ですが、WSSはあくまでキャストが日本人になっただけというのが実際のところでした。
本家のWSSを実力のある日本人キャストたちが演じているというのが正しい解釈です。
本場の芸術を観劇できた、という納得の仕方をしましたが、やはり負にオチない部分は正直あります(笑)
海外の人が歌舞伎を見ているような、関東の人が新喜劇を見るような、そんな感覚なのかな。
とにかく、痛いほど日本版キャストの意味がわかったことで、私は今回のWSSの観劇を人生の中でも貴重な経験だと受け止めることができました。
何より、宮野さんの活躍が見れて嬉しかったです。
髑髏城とは比べるな!
さんざん髑髏城と比べた私が言うのもアレなのですが、髑髏城とは比べないほうが良いです。
同じのは会場だけ。
主演が宮野さんであるということも同じですが、捨之介とトニーでは全く違う人間でした。
私がIHIアラウンドシアターに行ったのが髑髏城とWSSのみなので、比較対象にしてしまうところがありますが、「舞台」というくくりでひとまとめにはできない2作品だと思いました。
WSSは私の中で衝撃の強い作品でした
とにかく、WSSはいろんな意味で私の心に残りました。
観劇から10日程度経ってもいまだに、ふとWSSのことを考えることがあります。
「楽しかったな〜」「良かったな〜」というよりは、考察に近いものが頭を巡っているので、それほど人を考えさせる作品に出会えたことに感謝します。
宮野さんは、私をどんどん新しい世界へ連れて行ってくれるので、今後も彼を追いかけながらたくさんのものに出会いたいです。
go for let's go next stage!