転職の話後編です。
とにかく辛くて、毎日仕事に行くのが嫌でした。
何より、私と同時期に卒業して新卒で入社している大学の友人は毎日社会人を楽しんでキラキラしていて、その様子をインスタやTwitterで見るのが一番辛かったのかもしれません。
「なんで私だけ...」というネガティブな毎日でしたが、それを乗り越えて転職にどうやって踏み切ったかについて書きたいと思います。
なぜ新卒1年で転職を決めたのか
今転職を考えている方は
- なんでそんなしんどいのに1年続けられたのか
- 何がきっかけで転職を決断したのか
がを疑問に思われている方も多いと思うので、そこを重点的に紹介します。
職場に一人だけいた救世主
職場は8割人で決まると前編でもお伝えしていましたが、これは私自身が一番実感しました。
新卒に仕事を教えない課長、無責任に仕事を押し付けてくるパートのBBA、あまり店舗にいない責任者の店長など、正直私の職場は終わっていました。
しかも私が新卒で入社したA社は大企業ということもあり、上下関係はかなり体育会系のノリでした。
年齢も離れている社員が多い中、2年先輩の社員さんだけが私の唯一の救いでした。
物腰の柔らかい先輩は、私と同じタイミングで同じ店舗に配属され、仕事は詳しいが配属先の店舗のルールのようなものには慣れていませんでした。
1年続いたのは先輩のおかげ
先輩社員はことあるごとに私をきにかけてくれて、「今日も頑張りましょう!」「あの一件大丈夫でしたか?」と声をかけてくれました。
本当に感謝してもしきれないぐらいで、この人がいなければ私は一週間で出社拒否していたかもと思うぐらいです。
なので、少しでもあなたのことを気にかけてくれる人、少しでも助けになってくれる人がいる職場はまだ光があると思って続けてみても良いかもしれません。
転職を決断したきっかけ
仕事は嫌だけど、やはり社会人になった手前すぐにやめたいとか思うのは無責任だと自分を責めていました。
特に日本は「長く続けることが正義」「辞めるは悪」という風潮があります。
仕事を辞めたいと言っても、「辞めればいいよ!」とストレートに言ってくれる人は煽り以外はいないでしょう。(笑)
なので、私は一人で転職について悩み決断をしました。
ただこれはおすすめはしません。
もっとたくさんの人に話を聞いて、アドバイスをもらえばよかったかなと後悔もしています。
もし今、転職をしようか、仕事をやめようか悩んでいる人は、話せる人にはみんなに相談をした方が良いと思います。
それが最終決めるのは自分だけど、意見は多ければ多い方が良いからね。
仕事を辞める決め手
ずーっと嫌だと思っていた仕事を辞めるきっかは次のようなものでした。
- 人間関係に改善の余地がない
- 異動以外に逃げる手段がない
- 貰える報酬に満足がいかない
救いようのない職場だったんですね。
だってこれは自分でどう動いても改善されないから。
人間関係は自分が変わっても相手が変わってくれなければ意味ないし、異動は新入社員の私にはどうしようもありません。
A社は基本異動は3年目以降とされていたので、ここでも3年ルールが適用されうんざりでした。
また、こんなに辛くてしんどい思いをして働いても貰える報酬は、他社と比べると微々たるもの。
インセンティブのないA社の私の職種では給料を上げるためには、長年働くという方法しかありませんでした。
自分の手では状況を改善できないことが私の転職の決め手でした。
いつから転職活動を始めた?
私が本格的な転職活動を始めたのは、入社1年目の冬です。
冬のボーナスが入って、それまでの自分の頑張りというか耐え抜いた半年が無駄じゃなかったことがわかり、普通であれば「もっと頑張ろう」となるかと思いますが、私は「ボーナスもらったからこんな会社やめてやる」と正直に思いました。
それまでもちょくちょく転職サイトを見たり、転職エージェントとskype面談をしたりはありましたが、働きながらのためあまりうまくいかなかったのです。
なので、仕事を辞めると決めたら転職活動に集中しましょう。
これは在職中に転職活動をするにしても、仕事をやめてから転職活動をするにしても、ある程度まとまった時間をつくったり、面接に行く時間を作るなどして本腰を入れるという意味です。
私は1年目の12月に様々な転職サイトに登録してたくさんの仕事を見ました。
リクナビやマイナビだけでなく、第二新卒用のサイトにも登録しました。
私のキャリア的には第二新卒とまでもいかないのか?というようなゆとり丸出しの経歴だったので、他の中途採用の人と比べられるとたまったもんじゃないので、転職先は絶対に大企業がいい!というようなこだわりが無ければ、こういったのもおすすめです。
今の職場と比べながら採用情報を見ていると、私もこんな良い職場に行けるかもしれない、今の状況を打開できるかもしれない、もしかしたら仕事って楽しいのかもしれないと、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
採用情報を見るのが毎日の楽しみにもなっていました(笑)
なので仕事が辛くて辛くて仕方ない方は、まず転職サイトに登録してみるのはいかがでしょうか?
条件を見ていると、今の職場が少しマシに思えることもあります。
登録して採用条件を見るだけなら無料なので、私は正直これが心の救いでもありました。
但し毎日メルマガでメールボックスが爆発するので、やる人は覚悟してください。
転職コンサルタントとも面談をしましたがこれは私には向かなかったので、またブログで紹介したいと思います。
職場では今まで通りに過ごした
本格的に転職活動を始めてからも、職場ではそれまで通りに過ごしました。
仕事を辞めるそぶりは見せず、何よりいつも助けてくれる先輩に迷惑をかけたくありませんでした。
先輩とは仕事を辞める時にじっくり話したのですが、「私がもっと助けてあげれば」「辛かったよね」と言葉をかけてくれて正直泣きました。
私がこっそり転職活動をした理由は、お給料を貰う分は1社員として責任を持って働こうと思っていたからです。
例えば「辞めたいです」というようなことを事前に職場に伝えていたら、「こいつはいつか辞めるから何もさせたくない」というような仕事の振り方をされるし、後々になって「あー仕事が嫌で辞めたいからあんな雑な仕事してたんだね」みたいなことを言われるのが心底嫌でした(笑)
なので、やめる日がくるまでは仕事はどんなに辛くても手は抜かないのが大切だと思います。
これが、自分を助けてくれた人への恩返しになると思います。
ただ、何度も言っていますが職場に自分の味方がいない人は今すぐ仕事を辞めることをおすすめします!!!!!!
転職活動は意外にもスムーズに
新卒1年で仕事を辞めるなんて、世間からしたらゆとり丸出しでどこの会社も受け入れてもらえないのでは?という感じでした。
しかも私は専門的な技術を持っているわけでもなく特段資格もありません。
転職活動の時によく聞かれる質問で、「前職ではどんなことをされていましたか?」「前職での経歴は?」があるんですが、1年しか働いてねぇのにそんなのあるわけないわ!!!!!!!が正直な気持ちです。
なのでこれを追及して聞いてくる会社に転職するのはやめました。
それよりも「なぜ今の仕事を辞めるのか」「なぜ当社に入りたいのか」「何をやりたいのか」を聞いてくれる会社を選びました。
この3つを答えられない時はまた私は会社選びを失敗すると思いました。
なので、今転職を考えている人で以上の3つのような答えが考えられない場合は、転職を思いとどまるのも一案だと思います。
新卒1年で転職する時にやるべきこと
ここまでざっと私が転職するまでの流れをおおまかに紹介しました。
新卒1年で仕事を辞めるときの周囲の風当たりは正直辛かったです。
ただ、1回きりの人生を決めるのは自分なので私は転職に踏み切りました。
しかし、私が辞めるまでにたくさんの人が手続きなどに動いてくれたり相談にのってくれたり、自分自身の手続きも大変でした。
今、仕事を辞めたいと思っている人、転職を検討している人は次のようなことは最低限理解しておきましょう。
- 辞めると言っても会社は簡単には手放してくれない
- あなたが辞めたことで誰かには絶対負担がかかる
- 辞める前に何か自分で動いてみる
- 転職後の手続きは事前に理解しておく
- このまま仕事を続けたら心か体が病む場合はすぐに辞める
- 仕事だけがあなたの人生ではない
一週間は7日しかないのにそのうち5日も働くのか~~~~という気持ちが強い私は、仕事をより自分の楽しい事にしたいと転職をしましたが、仕事なんで所詮お金を稼ぐための手段としか捉えていない部分もあります。
平日が辛くても、土日はオタ活してたから今があるっていう部分もあるので、みなさんぜひ辛くてもあまり思いつめないようにしましょう!!
新卒で入った会社が全てじゃない!
だらだら書きましたが、もっとスッキリポイントだけまとめた内容もブログで出していければと思います。
正直、私は転職のコンサルタントでもなくアドバイスもできないのですが、ここに一人実際に新卒1年で仕事をやめて、今ブログで笑いながら話せるぐらいにまでなった奴がいる、ということが伝われば良いと思います。
では、また次回お会いしましょう。